プラットフォームモジュールは、コードが実行される基盤となるシステム/プラットフォームに関する情報を取得するためのAPIを提供します。 OS名、Pythonバージョン、アーキテクチャ、ハードウェア情報などの情報は、プラットフォームモジュール関数を介して公開されます。このモジュールは、 Pythonインストールに付属するデフォルトのライブラリの一部であるため、インストールする必要はありません。
まず、「プラットフォーム」モジュールをインポートしましょう。
# python3 >>> import platform >>> print("Imported Platform module version: ", platform.__version__)
最初に、バージョンやビルド情報など、Pythonに関するいくつかの情報を取得しましょう。
- python_version() – Pythonのバージョンを返します。
- python_version_tuple() – Pythonのバージョンをタプルで返します。
- python_build() –ビルド番号と日付をタプルの形式で返します。
- python_compiler() – Pythonのコンパイルに使用されるコンパイラ。
- python_implementation() –「PyPy」、「CPython」などのPython実装を返します。
>>> print("Python version: ",platform.python_version()) >>> print("Python version in tuple: ",platform.python_version_tuple()) >>> print("Build info: ",platform.python_build()) >>> print("Compiler info: ",platform.python_compiler()) >>> print("Implementation: ",platform.python_implementation())
それでは、OSフレーバー、リリースバージョン、プロセッサなど、システム関連の情報をいくつか取得しましょう。
- system() –「Linux」、「Windows」、「Java」などのシステム/ OS名を返します。
- version() –システムバージョン情報を返します。
- release() –システムのリリースバージョンを返します。
- machine() –マシンタイプを返します。
- processor() –システムプロセッサ名を返します。
- node() –システムネットワーク名を返します。
- platform() –システムに関する有用な情報をできるだけ多く返します。
>>> print("Running OS Flavour: ",platform.system()) >>> print("OS Version: ",platform.version()) >>> print("OS Release: ",platform.release()) >>> print("Machine Type: ",platform.machine()) >>> print("Processor: ",platform.processor()) >>> print("Network Name: ",platform.node()) >>> print("Linux Kernel Version: ",platform.platform())
個別の関数を介してすべてのシステム関連情報にアクセスする代わりに、システム名、リリース、バージョン、マシン、プロセッサ、ノードなどのすべての情報を含む名前付きタプルを返すuname()
関数を使用できます。インデックス値を使用して特定の情報にアクセスできます。
>>> print("Uname function: ",platform.uname()) >>> print("\nSystem Information: ",platform.uname()[0]) >>> print("\nNetwork Name: ",platform.uname()[1]) >>> print("\nOS Release: ",platform.uname()[2]) >>> print("\nOS Version: ",platform.uname()[3]) >>> print("\nMachine Type: ",platform.uname()[4]) >>> print("\nMachine Processor: ",platform.uname()[5])
プログラムを特定のバージョンのPythonでのみ、または特定のOSフレーバーでのみ実行するユースケースを考えてみてください。その場合、プラットフォームモジュールは非常に便利です。
以下は、PythonのバージョンとOSのフレーバーを確認するためのサンプルの擬似コードです。
import platform import sys if platform.python_version_tuple()[0] == 3: < Block of code > else: sys.exit() if platform.uname()[0].lower() == "linux": < Block of Code > else: sys.exit()
Pythonキーワードモジュール
すべてのプログラミング言語には、さまざまな機能を提供する組み込みのキーワードが付属しています。例: True 、 False 、 if 、 forなど。同様に、Pythonには、変数、関数、またはクラスの識別子として使用できない組み込みキーワードがあります。
キーワードモジュールは2つの機能を提供します。
- kwlist –組み込みキーワードのリストを出力します。
- iskeyword(s) –sがPythonで定義されたキーワードの場合はtrueを返します。
記事の終わりに到達したので、これまでに2つのPythonモジュール(プラットフォームとキーワード)について説明してきました。プラットフォームモジュールは、使用しているシステムに関する情報を取得する場合に非常に役立ちます。一方、キーワードモジュールは、特定の識別子がキーワードであるかどうかを確認するための組み込みキーワードと関数のリストを提供します。